2009年6月 1日 (月)

終わりに

生活習慣病の予防を実施し、それにつながる医療費削減を目指す取組みとしてスタートした特定健康診査(通称:メタボ健診)が始まって1年が経過した。このメタボ健診でメタボリック症候群と診断された人も少なくないであろう。その人たちはある意味、自分の健康状態を意識しだしたに違いない。つまり、重要目的である国民の健康への意識向上につながっている。

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2009年5月25日 (月)

第10話 さらば贅肉!メタボ社員エイプリルフールに減量成功? (最終回拡大スペシャル)

その日天満は出社前に日課のブログを書きこんでいた。そのブログは今までの減量、ダイエット、メタボ解消への道程と現在の体重やウェスト周囲経、そして血液検査の数値により、独自で描いたキャラクターの腹が出たり、へこんだりする面白い内容になっていた。
目標のメタボ解消までに残された日数はあと一週間となっていた。しかしながら、メタボ解消の成果は、先日の合宿での村人たちの宴会によって逆戻りしていたのであった。
「よし、出かけるとするか」
「舞(めぐる)、昨日説明した通りだ」
「貴方行ってらっしゃい、体に気を付けてね」
「おう!」
「パパ、ほんとうにしばらく帰って来ないの?」
「はるか、お母さんのお手伝いをするんだよ。裕一郎、お前はこの家の長男だ。パパの留守はお前が家を守るんだ。1週間なんてすぐさ。じゃ、行ってくる」
「パパ、行ってらっしゃい」
天満は大きなボストンバックを肩に掛け、家をあとにしたのであった。


天満はいつも通り福原商事に出社した。しかし、5階の自らのデスクにつくのではなく、6階の会議室に入るのであった。
「キャプテン、おはようございます」
「みんな、おはよう」

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2009年5月18日 (月)

第 9話 メタボ5流星に誓う!

メタボ5に残されたメタボ解消までの日数は、ついに1ヶ月を切っていた。芽田保子は最後のメタボ解消の秘策を練るのであった。
「今日集まってもらったのは他でもないわ、皆さんにお知らせがあります」
天満たちは芽田保子の臨時相談室に集合していた。
「この5ヶ月間、多少の紆余曲折はありましたが、よく頑張りました。皆さんのウェスト周囲経、血液検査の数値、体重、体脂肪率、BMIは効果的に下がってきました。メタボ解消まであと一歩のところです。そこで来週の週末の金曜日、ボランティア休暇をとってもらい、金曜日から日曜日にかけて合宿を行います」
「合宿?ここじゃ気分でないわよねぇ~」
加志賀が呟いた。
「そうね、3月になって、梅から桜の花の咲くこの時期ですものねぇ~」
奄美も加志賀の言葉に呼応した。
「誰が、ここで合宿すると言いました」
「えっ、てことは、どこで?」
天満が質問した。
「私の母の実家、山梨県で合宿します」
「やった~」
5人は喜んだ。
「温泉とかありそうね」

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2009年5月11日 (月)

第 8話 隠れメタボを探せ!

「今日の昼食は何かな?」
天満たちメタボ5は芽田保子の相談室で毎日昼食をとっていた。それは栄養の片寄りやカロリーの取り過ぎをコントロールするためであり、厳しい芽田の管理によるものでもあった。
「芽田先生、たまにはスイーツもつけてください」
奄美が芽田に注文した。
「何言ってるの、食べたら止まらなくなるくせに」
「そうでした?」
「ところで、社長もメタボ解消したみたいだし、俺たち5人に長老との契約がかかっている。頑張らねば」
「へえ~、社長もメタボになっていたんだ」
加志賀が呟いた。
その時、天満はあることに気がついた。
「おい、ちょっと待てよ。本当に俺たち5人だけがメタボ社員か?社長のように隠れたメタボは他にいないか?」
「あっ、思い出した」
奄美が大声を出した。
「いるわ、美樹よ。育児休業中の美樹のこと、忘れてた」
「美樹って、総務部の弁財 美樹(べんざい みき)のことか?確か、産休に入るまではスリムでとてもメタボとは関係ないようにみえたけど」
「大黒主任、それが違ったの。秋に美樹の家に遊びに行ったら、韓流ドラマにハマったみたいで、夜中に子供が寝静まったらピザを注文して、マヨネーズをたっぷりかけて食べながら涙してDVD観るみたいよ」
「それはまずいな」

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2009年5月 4日 (月)

第 7話 メタボおやじの疑惑のホームラン?

福原商事の社長、福原譲司は社長室のデスクである資料をじっと見ていた。そして時おり溜息をつくのであった。
(コンコン)
「入りたまえ」
「失礼します」
「やはり、もうそろそろ来ると思っていたよ」
「社長、お話が」
社長室に入って来たのはメタボ研究所の特別指導員、芽田保子だった。
「分かっているが、一応聞こう」
「では、私も仕事ですので申し上げます。6ヶ月前までの健康診断ですと、社長の血糖値は空腹時測定で100mg/dLでしたが、3ヶ月前は108mg/dL、年末の検査では120mg/dLという結果でした。ウェスト周囲経は86cm、血圧の最高血圧は135mmHgという結果を合わせて、メタボリック症候群と判断できます」
「やはり、そうか」
「今、大黒主任たち5人のメタボ社員は会社のために、多少の紆余曲折はあるものの、メタボ解消に向けて努力されております。社長もメタボと判断された以上、これを4月1日までに解消していただかなければなりません」
「ああ、君に言われなくても分かっているよ。私は経営者だ。ことの重要性は充分把握している。」
「それなら安心しました」
「芽田さん、だが今しばらく私に時間をくれないか?」
「えっ、どういうことですか?」

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